草津市議会議員 宇野ふさ子
宇野ふさ子のブログ ふさ子日記
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議会の記録
市議会報告 令和元年6月定例会 一般質問
皆さん、おはようございます。市民派クラブの宇野房子でございます。
今回の質問は二つでございます。
中でも体育祭については中学校では体育祭と呼ぶのだと思っておりますけれど、中では運動会という事でお話をさせていただきます。
運動会(体育祭)について
宇野 ●運動会(体育祭)の意義と効果について
過去の運動会と言えば秋に開催され、家族と一緒に運動場でお弁当を広げ、地域の皆さんも参加し、多くの競技が盛り込まれていた記憶があります。
時代が変わり、家族の働く時間帯が多様になり、参観にこられない方への配慮、温暖化での暑さ等を考慮されています。学校各自の協議から開催する日が異なって、時間短縮などしながら今の形になったと聞き及んでいます。
運動会の開催の教育目的とその意義その効果について伺います。
居川
教育
部長
運動会開催の教育目的や意義・効果につきまして、学習指導要領では、特別活動の学校行事「健康安全・体育的行事」に位置づけておりまして、「心身の健全な発達や健康の保持増進などについての関心を高め、安全な行動や規律ある集団行動の体得、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵養、体力の向上などに資するような活動を行うこと。」と趣旨が掲載されております。
また体育科で学習した集団行動、団体演技、団体競技などを発表する場でもあり、教育的な意義や効果の大きい行事であると考えております。
宇野 学習指導要領に沿って行うのは当然学校現場の動き方だと思っていますが、この集団行動の競技内容にもよると思うのですが、また後の危険防止の中の、ピラミッドの件がございますが、質問でそこにも触れております。
そこにかかることかと思います。この集団行動においては、コミュニケーションを取ったり、協力し合ったり、個人の運動能力向上など、練習の時から、運動会に備えて始まっているという風に解釈をさせていただけばいいのでしょうか。
居川
教育
部長
ただいま議員がおっしゃいました通り、そういった集団行動とか、活動とか演技につきましては練習時からの取り組みという風に認識しております。
宇野 通告に触れておりますけれども、競技の内容も然りですが、開催する日が学校によってそれぞれで一学期の末にされるところとか、二学期にされるところとか、時間の短縮があるのかどうか、項目を減らすとか学校において協議されたのでしょうかお尋ねいたします。
居川
教育
部長
実際の開催の日程、取り組みの内容等につきましては、それぞれの学校で判断し、時間の短縮も含めて運動会の開催の決定をされているところです。
宇野 短縮される要因は何でございますでしょうかお尋ねいたします。
居川
教育
部長
短縮される要因として一概に申し上げることはできないと思うのですが、それぞれの取り組み、練習も含める中で、発表する場でもございますので、各学年に応じてそれぞれの時間を決めていくことになると思うので、子どもたちに負担がかからないような形で全体を見た中で、学校の方で決めておられるように思っております。
宇野 子どもたちに負担がかかるから短くしようとする、その負担という内容はどのようなものですかお伺いします。
議長 答弁求めます。
居川
教育
部長
・・・・・・・・・・・それぞれ負担と言いますか、学校現場でそれぞれの運動会の各学年の子どもたちの、体力また開催の時期等もあるかと思うのですが、一寸その詳細・・どういう形・・申し訳ございませんけど、知ってない部分があるんですけども、学校内で一番適した時間内でという形で、決められたものと思っています。
宇野 運動会の教育目的が、現状においてどうなのかを今後分析していただきまして、協議していただき、課題があれば解決していただくための具体的なところを上げていただけるといいかと、今の答弁から考えましたので、今後の運びをよろしくお願いいたします。

●開催について
開催について先ほどお話に触れましたが、2学期の早々はまだまだ暑くて、2学期の開催では練習も厳しい環境下にあります。1学期に変更された学校もありますが、その理由と効果について伺います。
開催時期や、競技の内容や項目数に関して、現場の教師や児童生徒、保護者からはどのようなご意見があるのでしょうか。
居川
教育
部長
お尋ねにございます1学期に運動会を開催している小学校は、今年度4校でございました。
1学期開催の理由といたしましては、熱中症対策や行事の分散化といったものでございます。
また、その効果といたしまして、同じ学級になった子どもたちが、早い段階で運動会に取り組むことで、結束力が高まることや、2学期に集中しがちな行事を分散できること等が挙げられます。
また、学校現場の意見としましては、先程効果として挙げた意見がある一方で、家庭訪問や5月の連休と練習が重なることや成果発表としては、2学期の方がより充実したものとなる等の意見もございました。
保護者や児童の意見としましては、今年6月に運動会を開催した4校はいずれも過去5年間、1学期開催を続けており、春開催が定着しておりますため、特に意見がなく一定の理解が得られているものと考えております。
宇野 保護者さんの意見がないというだけで、こちらからや学校側からや、教育委員会からは変えた時点で続けていこうかという時、一度一学期にした時、次もという事はご意見を聞かないままに、5年が過ぎてきたのでしょうかお伺いします。
居川
教育
部長
一学期開催を続けている学校が4校と申し上げましたが、それ以外にも従来の開催時期で行っているところでございますが、いずれからも開催に対するご意見は伺っておりません。という事で状況としてはそういうことで、従来の開催時期また、その時期が都合が悪いというか、支障があるというのであれば、教育委員会の方と、学校と曜日とか相談しながら進めたいと思います。
宇野 今、4校だけが1学期とおっしゃったのですが、今後4校を進めている利点なりを考えて他の学校も、やはり1学期に変えようかという動きはございますか。
居川
教育
部長
現在のところそういう動きがあるという事は伺っておりません。
宇野 運動会に親御さんが参観に見えます。この開催日程が、土日とか平日とか、中学校は平日にされることがございますが、生活様式が保護者さんの働く時間が多様になってきているので、どこにしていいか、みなさんのご意見聞けば決まらないかもしれませんが、保護者の皆さん、地域の皆さんが見て楽しんで、感動を得られるという事は、項目の中にお考えになっていらっしゃるのでしょうか。
居川
教育
部長
今、議員がおっしゃったように、開催の日時、曜日等につきましては、設定にするにつきましては、当然見に来ていただける、保護者の方等が、来ていただきやすいような日に考えているところで、後、又楽しんでいただくためにそういう日に設定しているものと考えております。
宇野 次の事故防止のことで触れさせていただこうと思いますが、保護者に見せるための運動会ではなくて、子どもたちが体育祭・運動会の中で楽しんで、先ほど冒頭にご答弁いただいたように、いろんな教育目的がきちっと子どもたちに伝わって、育てる中の一つの学習であるという事を押さえていただきたいなと、先ほどの答弁から感じておりました。

●事故防止について
草津市では児童生徒の体力低下が問題になっていないでしょうか。軟弱な体では骨折したり、捻挫したり、又機敏さに欠けると事故につながります。
草津市の児童、生徒の体力にはどのような弱点はあるでしょうか。
それを補い改善する部分があれば、どのような授業をされているのでしょうか、また日ごろの取り組みを伺います。
全国的に事故が多いのが組体操ですが、草津市の状況を伺います。
運動会(体育祭)の競技事故はなかったのでしょうか、その競技内容の決定に至る経緯について伺います。
居川
教育
部長
草津市の児童生徒の体力の課題につきましては、一概に申し上げることはできませんが、一つの指標として、全国で実施されております新体力テストがございます。
小中学校とも8種目の調査項目で実施され、小学校の平成30年度の結果は、男子は全国・県の平均を超え、女子も県平均を超え、全国に迫る値で、中学校は、全国、県の平均点よりも高い値でございます。
これは平成27年度より「草津市小中学校体力向上プロジェクト」を立ち上げ、立命館大学と連携しながら、小学校では、短時間運動プログラムの開発や教員の指導力の向上、体育授業の充実に取り組んできた成果のひとつではないかと考えております。
また、中学校では、部活動に入部し、運動量が増加することに伴い、運動中の怪我が増加しておりましたが、「プログラム」の一つとしてスポーツ傷害予防講座を実施したところ、怪我の発生率が減少傾向にあります。
組体操に関する本市での事故の状況につきましては、過去5年で合計23件発生しておりまして、少ない年で2件、多い年で6件という状況でございます。
昨年度発生いたしました6件の内訳を申し上げますと、打撲が2件、捻挫が2件、骨折が2件となっております。
そのような状況から、本市では昨年度3月に「草津市安全な組体操実施のためのガイドライン」を策定し、組体操の高さ制限を設けたほか、組体操の実施手順の事前報告など、事故の再発防止に努めているところです。
運動会中の競技事故に関しまして、直近5年間で、大きな事故は発生しておりませんが、徒競走での転倒などの怪我は発生いたしますので、各学校で行う競技内容の決定にあたりましては、安全に配慮して行えるように、各学年に応じた内容を協議し、校長の判断のもと決定するとともに、本番までに練習を重ねることにより事故防止に努めております。
宇野 組体操は全国的に事故が多くて、本近日でございますが、大阪では全校でやめましょうというのが報道されておりました。古いのですが、インターネットから挙げたのですが、平成28年度にはスポーツ庁からの連絡事項が組体操による事故防止についてというのが出ておりますが、これをご覧になりましたでしょうか。いないでしょうか。
居川
教育
部長
申し訳ございません。詳細については承知しておりません。
宇野 その中にいくつか、こういうことに気を付けていきましょう、こういう取り組みをしましょうという内容が28年3月25日付けで出ております。
その中に5つございます。大きくピラミッドでは死亡事故も出ているという事で、草津市では先ほどのご答弁の中には、事故数は昨年は6件になって、立命館の指導も、体力つくりにはかかわっていただいて、いい方向に向いているだと、おおざっぱな言い方ですが、そういう風に受け取らせていただきましたので、今後は事故のないような競技、怪我がトラウマになって、今後スポーツが嫌になっては困るし、また、ある学識者のおっしゃるには、組体操の中で、あの子がああいう態度やったら、こうなったといういじめにつながっている例も出てきておりますので、果たしてこの集団競技がいいものかどうか、その指導が大変難しいだろうと思いますので、よろしく取り組みをお願いいたしたく思います。
温暖化、暑さ対策ですが、競技中というか運動会の始まりから終わりの間に具体的にどのように、児童生徒に指導されているのかお伺いします。
居川
教育
部長
暑さ対策につきましては、運動会中に限らずですが、当然水分のこまめな補給をする、又疲れたと感じたら、日陰で休むという対応を取るように指導しているところでございます。
宇野 2学期に控えて体育祭をされるところがございますので、ご配慮いただいて各現場で、競技を考えて参観させていたく者、地域の方、親御さんはじめ皆さんが、体育祭の学習がいい思い出になって、楽しめる体育祭、運動会であればいいなと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
主権者教育と投票について
宇野 ●学校の主権者教育とその進め方について
選挙で投票できる年齢は20歳以上となっていましたが、18歳・19歳の未成年でも政治に参加することができるよう2016年6月に「18歳選挙権」の導入がなされました。その当時は、若者の政治参加を促す一環として「主権者教育」が注目されるようになりました。投票までに政治や選挙の仕組みを学んで、模擬投票を経験していくことが、あちこちで見られました。しかしそれは選挙の投票行動の手法を知ることでしかないと思っていました。
若者が政治に参加するには、いかに子どもの頃からの主権者としての教育が必要かという事は、欧米の子どもたちの活動を見ると顕著に日本と異なります。自分の意見を正統立てて発言できるように、小さい頃から社会参画をしながら、また学校、地域、家庭でも教えることだと思います。学校現場でできる主権者教育に関して考え方を伺います。

教育部
理事
学校の主権者教育とその進め方につきましては、まず、主権者教育とは子どもたちが社会をつくる一員として、自分で考え、社会の中で自立し、参加できる力を育てる教育と捉えています。
主権者として必要な力は、社会科での学習はもとより、例えば、クラスの問題を解決するため話し合いを通じて合意形成を図る学級活動、学校という身近な社会に参画することができる生徒会活動など、様々な教育活動の場を通して、主権者としての自覚と社会参画の力を育んでいるところでございます。
今後も、自分の意見を正しく表明する力や、他人の意見に十分耳を傾け、異なる意見を調整し合意を形成していく力を育む指導を重ねてまいります。
宇野 横着な言い方になるかと思いますが、答えらしい答えというか、正統な・・・・どういったらいいんでしょう、模範的なご答弁をいただいたなと思っているのですが、草津市ならではのこの主権者教育という答弁を私は期待していたのですが、子どもたちには何を主権者として一番押さえたいかと思うのですが、真の民主主義教育をしないと、子どもたちはすとんと落ちないし、投票行動ばかりじゃなくて、自分も社会参画つまり議会へ出て社会を作る構成員になれるだけの力を備えるには、先程、おっしゃいました子どもの意思表示、これを自立した、そういう風なことを自覚する子どもを育てたいというご答弁でした。
子どもの権利条約の中の12・13条には、意見を表明する権利、表現の自由の権利というのが書いてございます。これを押さえているのが、ドイツの教育ではないかと思っているので、やはりこの権利条約が日本で批准されてから、だいぶ年月が経っております。難しいことを言うなとおっしゃるかもしれませんが、これが基本だと思っていますので、子どもたちにはきちんと落としていただきたい。この投票に関して、投票に行っても即効性がないという事で、言うたことがすぐ行政が変わらない、行政の取り組みが進まないというのが、目に見えると大人たちはおそらく投票にかいない要因であるのではないかと思っております。
教育と同じで議員たちがなんぼ頑張って一人が発言してもならないことがあります。ましてや私たち議員は予算執行権がありませんので、あれやります、これやりますという事を申し上げることは出来ないと思っております。
首長ならば、これをやります、あれをしますと言って選挙に公約を掲げ、マニュフェストも掲げますが、議員はシッカリとこれをやりますと大きな声では言えませんが、これをするための努力をこのようにしますと市民のみなさまに申し上げて、この場に立たせていただいております。
そこら辺、主権者教育として、政治の中身を、教員がなかなか右や左やという事から、もしもひっかかることであっても、どちらの事例も引いて教えていただきたい、そこで、ディベート出来るような子どもができる、それが主権者教育ではないかと思っています。
先ほど生徒会と学級活動の中で子どもたちの意見を交わして合意形成を取るという経緯をお話しいただきました。それがまさに、私たちが動いていることでもあると思っていますから、生徒会と学級活動には、先生方が、これはどうなのかと不安に思わないで、社会の今起こっている事例を出して、本当にでていることを出してもらいたいと思うのです。
それが出せない雰囲気に聞こえたり、見え隠れしているので、その考え方に対してお伺いいたします。

教育部
理事
本市の小中学校では、草津方アクティブラーニングを通して学ぶ力の向上と、授業改善の取り組みなどにより、授業の中で自分の考えで発表し交流するという活動を重視しているところです。特に今年度はすべての学校におきまして、「学びて改革」に取り組んでおります。子ども自身が様々なことに興味をもって積極的に取り組み、子ども通しの対話、教師との対話、地域の人との対話、あるいは先人の考え方などを手掛かりにして考え、自分の考えや意見を拡げたり深めたりそういう学びに取り組んでおります。
こうしたところが先ほど議員がおっしゃったところにつながるかという風に感じております。それから意見を表明しても、なかなか実現しないのではないかというそういうところから、意欲を失うことになってはいけないことをおっしゃたと思います。先ほどの学級活動の取り組みですが、例えば学級や学校の生活をよりよくするための課題をみんなで考えます。自分たちの生活の中に、生活しにくいことがないか、それはどうしたらよくなるんだろうと考えます。そのことについて話し合ったり、考えたり学級から意見を出し合ったり、その中で、学校の全体のルールが少し変えられていったりそういうことが大事なことなのではないかと思っております。こうした取り組みを今後も続けたいと思います。
宇野 草津市のタブレットを使った、アクティブラーニングを見学させていただいたことがあります。この中でいろんな人との話しあいの場を先ほど例を出しておっしゃっていただきました。地域の人との対話これはどういう風な場面を想像させていただけばいいのでしょうか、お伺いさせていただきます。

教育部
理事
つい先ごろで、ご存知かどうかわかりませんけれど、例えば総合的な学習の時間においてお茶畑でしたか、地域と回線を結んでお話をさせていただいたり、インタビューをさせていただいたく風な取り組みもございました。特に総合的な学習時間では地域の中に、子どもたちながらにどんなことができるかな、考える場面ができるところもございます。そういった学習を通して地域の方との対話を進めていきたいと思います。
宇野 子どもたちがいろんな方との出会いが総合的に大人になった時に出来上がると思います。本で言えば何でも乱読して一本化して自分はこうだというのが見つかるだろうと思うので、関心があることには大いに子どもたちがかかわって、自分の立ち位置を見つけて、自分の生き方まで進めていけば一番いいのですが、小学校中学校、草津市の中で抱えることを先生方が模索していただいているだろうと思います。いろんな授業が増えて、これから道徳も入りますと先生方には、道徳授業をするため、時間配分が自分の中にあると思いますのでこの主権者教育というのは、ある意味自分の政治思想につながる所であるので、公平に物事が考えられ、先ほど申しまたように、民主主義の根本にかかわることから、いろんな意見という、さらっとしたことではなく、教科書展示を今やっていますけれど、公民の中にも、国の検定がおりた教科書でも、うん?というのも見え隠れいたしておりますから、先生方は教科書を教えるのではなく、教科書で教えるのか、そこら辺はご理解いただきたいと思っております。

●投票率について
4月には県議会議員選挙がありました。そして次に参議院議員選挙を控えています。9月には市議会議員選挙、2月には市長選挙があります。
期日前投票所の増設の手段をとっても、投票率は低下していますが、その検証はされたのでしょうか、またその分析でどのような見解をお持ちでしょうかお伺いします。
田中
総務
部長
期日前投票所を平成28年の参議院議員通常選挙から増設いたしておりますが、投票率は伸び悩み、平成30年執行の滋賀県知事選挙、今年4月執行の滋賀県議会議員一般選挙では前回を下回る投票結果となりました。
そこで、4月に執行いたしました滋賀県議会議員一般選挙の年齢別の投票率を検証したところ、特に若年層の投票率が他の世代と比べて低い投票率となっておりまして、具体的に申しあげますと、全体で37.03%の投票率に対しまして、10代から30代までの投票率が約24%と、30%台を割り込み、全体の投票率を下げていることが一つの要因となっているところでございまして、若年層の投票率が低いことは全国的な傾向であります。
そうした状況を踏まえますと、若年層に対する投票意識の向上が必要でありますことから、将来選挙権を得ることとなる未成年者に対しまして、県が実施しておられます高等学校などでの模擬投票への協力など、若年層への啓発に努めてまいりたいと考えております。
また、期日前投票所のうち、エイスクエアの若年層の投票率は他の世代と比較して高いことから、子ども連れの多い若者夫婦をターゲットに、多世代の投票環境の更なる向上を図るため、エイスクエアだけでなく、次回の参議院議員通常選挙から新たに「イオンモール草津」にも期日前投票所を設置し、ショッピングセンターでの期日前投票の実施を充実させ、更なる投票率の向上につなげてまいります。
宇野 先ほどから主権者教育を先にというか、それも投票所を増やすことは悪いことではないですよ、でもなぜ行かんかと、投票会場を増やしたら投票に行く問題ではないと思います。先ほどから主権者教育をしていくという答えもいただいているのに、準備していただいた答弁を読まれるからこうなると思うのです。
なぜ、若者が行かないのか、会場が増えても行かない、投票率は落ちているのですね。それでも投票場を増やす?もう一度お尋ねします。投票行動や高校においては市の管轄ではないですが、模擬投票をしたり啓発したりこれでは進まないと思います。ご見解をいただきます。
田中
総務
部長
若者の投票率が低いことについては全国的なものであると述べさせていただきました。これにつきまして国においても、県におきましてもその原因を調査している中で若者の選挙に関しての意識、あるいは政治についての意識が低いという事もございまして、アンケートの中では出ているので、そういった点を踏まえて若者の政治意識改革について、全国的にも取り組んでおられるところでございまして、本市におきましてもポスターコンクールを行い、あるいは立命館大学に期日前投票所を設けているという、若者に向けてのアピールもそれもさせていただいているところでございます。
宇野 この場でこの件をやると長々となるのですが、なぜ行かないか棄権するのかその理由を具体的に分析していただいて、ただ啓発とか、今日は投票日ですよ、投票が済みましたか、車で走るそんなことではないと思いますので、十分取り組んでいただきたいです。なぜ投票率を上げないといけないのか、先にそこだけを押さえていただきたいと思いますがよろしくお願いいたします。
田中
総務
部長
投票率を高めるという事は、有権者のそれぞれの意識を選挙に反映させるという点があるかと思います。
そういった中で投票いただくことによってそれぞれ有権者の意識を反映させることが大切であるので、投票率を通じて、選挙に通じて政治に関心を持っていただけるように進めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
宇野 ●投票所の管理運営について
・市内に設けられる地域の投票所では、市職員が主にかかわっておられるのかどうか、当日のバイト等がかかわるのでしょうか、また、期日前投票の委託者への説明の徹底はどのようにされていますか。
・地域の投票所の立会人の選定は、どのようにされていますか。
・会場まで行けない方への配慮と、会場内の障害者への対応について伺います。
・高齢者や障害者の施設に設ける不在者投票所では、判断能力が低い方々の投票はどのようにされているのでしょうか。
田中
総務
部長
投票所の管理運営につきまして、投票日の各地域の投票所は、市職員と派遣職員が従事しておりまして、市職員の割合は、6割程度でございますが、投票事務の責任者である投票管理者と、その職務代理者などの管理部門は市職員が担っているところでございます。
また、期日前投票所におきましても市職員に加え、派遣職員が従事しておりますが、期日前投票事務に従事する職員については、市職員だけでなく派遣職員につきましても、事前に期日前投票の説明会を開催し、事務マニュアルや実際の機器を用いて業務内容の周知徹底を図っているところでございます。

選挙当日の投票所の投票立会人の選定につきましては、市内を8つのエリアに分けて、4人の選挙管理委員会委員および4人の補充員によりまして、町内会長等への依頼等により投票立会人の取りまとめを行っていただき、選挙管理委員会で選任しているところでございます。

投票所まで行けない方への配慮につきましては、病院などの指定施設における不在者投票や郵便等による不在者投票制度が利用できることを広報やホームページで周知しております。
また、投票所におきましては、車椅子や点字器等を設置するだけでなく、候補者名を書くことが困難な方には、代理人を選任して、代わりに記載する代理投票制度などの活用や、必要に応じて職員がサポートするなど、障害者の方にも投票しやすい環境整備に努めているところでございます。

高齢者や障害者の方の施設に設ける不在者投票所での投票につきまして、候補者名を書きにくいなどの投票者がおられる場合は、投票者の意思が確認できる限り、候補者名を指でさして候補者を指示いただくかたちで代理投票制度を活用するなど、投票の機会の確保を図っているところでございます。
宇野 特に今回お尋ねしたかったのは、今迄一回も投票場へ行けなかったが行きたいが、車で乗せてもらえるのですが、そこでできないのはどうしたらええのやろうなとおっしゃった方がいらっしゃいましたので、車いす対応は障害者と言えば対応されると思いますが、目のご不自由な方、どうして書きますか、又意思表示は出来ても字が書けない方、どないして書きますかという事をお尋ねしたかったのですが、先ほどご答弁いただきました中でも代理で書くというのが可能なんですね。もう一度お聞きいたします。
田中
総務
部長
投票場におきまして職員が一名ではなく複数名で立ち合いの元、その方の意志をお聞きする、あるいはお言葉が困難な方につきましては、名前の掲示の中から指さしていただくとか、そういった方法で本人の意思を確認いたしまして、投票をするように機会の確保に努めさせていただいております。
宇野 病院とか高齢者のホームとか不在者投票場は草津市内でいくつか実施しておられるのでしょうか。
田中
総務
部長
指定の施設に置きましてその施設の管理者において管理人として投票はさせていただいております。
宇野 市内にいくつ位あるんでしょうか、高齢者施設が多いのでしょうか、病院なのでしょうか。施設か病院が多いのかお尋ねをさせていただきます。
田中
総務
部長
高齢者施設、病院も含めてすみません、メモが・・・見当たらんのですが、行っております。
宇野 突然数を聞くのは失礼いたしましたが、そこの管理は施設長さんですね、代表と言いますか、投票に関して責任を持っていただくのは、先ほどの答弁でそう思ったのですが、その施設に対してきちんとした説明は行き届いているのかどうか、と言いますのは高齢者施設で、認知機能が落ちているなという方が全然候補者の中にない過去の議員さんの名前があったものだから、その時と違うのを書いているから、横からあきませんよと言えず、そのままになったという事を聞いております。済んでからその高齢者に聞いたら、「うん投票したかな、してへんかな、」あったかないかという風な、認知機能の方でしたので、ここらあたりは難しといってこの中からこの人ですよ指さして書いていただくことは出来ないので、高齢者施設の方々で認知機能がちょっと低下した方の投票をどのように説明をなさっているのかどうか、そこを聞きたいのです。
田中
総務
部長
先ほどお尋ねいただいた施設は16でございます。
それぞれの施設、特に認知機能が衰えていると言いますか、そういった方に対しても投票の候補者これを誘導できないので、あくまで本人のおっしゃる通り、あるいは書かれる通りでございます。そのあたり本人の意思を優先すると言いますか尊重しなければならないので、立ち合いをいただく方につきまして投票の公平性、公正性を確保いただくというそれを周知して投票管理者としての任務を果たしていただいているところでございます。
宇野 その周知されるには、その事前にその方々に対して集めてされるのか、そこへ行ってされているのかどういう風に周知されていますか。施設の責任者と申しますか、投票場の責任を持たれる方への周知の仕方をお尋ねします。
田中
総務
部長
書面による周知でございます。
宇野 書面なんですね。ずーっと慣れておられるのかもしれませんが、具体的に質問があるかどうか、お尋ねはないのでしょうか。
質問はございませんのですか。選挙の前に連絡というか通達の紙を渡されたときに・・
田中
総務
部長
施設管理者の方から、問い合わせがあるかどうかについては、今のところ確認はしていないが、もし疑問があれば問い合わせをいただきますし、又、公平性を確保するために、外部立会人の市の職員がその施設に赴いてその時に立ち合いをしていただくこともございます。
宇野 選挙の一票は重みがございます。県内でも不備があって報道もされましたし、そんなことがないように当然なことですが、この施設に関して、私の母が認知症の時その機会がありました時、私は全然かかわらないで施設長にお任せというか、見ていただいておりましたので、ここらあたりはきちんとしなればならないと思っています。
先ほどから何度も申し上げておりますが、障害の足が不自由な方や、いろんな障害のある方がいらっしゃるので、それに一つずつ対応をするのは大変かもしれませんが、公平という言葉が出てまいりましたので、きちんとこの参議院選挙がこれから始まります、市議会議員もそうです、市長選もずーっと詰まっておりますので、特にここらあたりは周知していただきたいと思います。
期日前投票に二階へ行ったときに一番びっくりしたことは、最高裁判所の裁判長の是か否かという時に、前の方が「分からへんのです。」とおっしゃったときに、「分からんかったらそのまま入れて下さい。」と、おっしゃったことはその人を認めることに誘導しているので、直ぐに選管へ行って「おかしいですよ、」 何も書かないことは全部認めたことになるので、そこで指導していただきました。その時怖いことだと思ったので、投票場の方にはバイトさんなりいろんな方がおられるので、職員さんばかりではないというので、きちんと説明をしていただきたい思いでこれを質問しました。
この辺で質問を終わらせていただきますが、今議会が区切りとなりましたので、私としての区切りはこの質問で終わらせていただきます。
ありがとうございました。
草津市議会議員 宇野 房子 [住所] 滋賀県草津市矢倉1−2−45
[e-mail] fusakouno@gmail.com