草津市議会議員 宇野ふさ子
宇野ふさ子のブログ ふさ子日記
日々の活動を記録しています
議会の記録
市議会報告 平成21年12月定例会 一般質問
図書館の貸し出しサービスと運営について
宇野 近年活字離れが問題になり、生活に大事な広報くさつ・回覧などさえ目に触れておられるのが少ないのではないかと感じています。テレビやパソコン、ゲーム機のはびこる中、子どもたちには本を通じて楽しみながら、知識を広げ、頭の中で広がる世界、読書から連想・空想をし、想像力・思考力を養い、応用力などさまざまな力を身につけられるのが読書であろうと思っております。今は草津市には二つの図書館がありますが

図書館の利用者のご意見・ご希望などを踏まえて、現場では検討し活用されるのが好ましいのですが、今現在抱えるご意見にはどのようなものがありますか。
答弁 利用者のご意見やご希望についてはこれまでの事例を上げると、貸し出し冊数の増刷要望等もありこれまで3回の改正を行いながら現在の貸し出し冊数15冊と増やしてきました。又、過去には「市長への手紙」を受け草津駅西口に返却ポストの増設を行った。インターネット予約や貸し出しレシートの発行についても、平成19年のシステム改正の中で取り入れたところです。インターネット予約はその後2年が経過し、「例えば南草津図書館の本を市立図書館でとりよせる予約ができるようにして欲しい」というご意見を多数いただいております。このことについては次期システム更新時に検討し、改善していきたいと思います。市民のご意見には担当がその都度対応をしています。
宇野 現在抱えている問題をお聞きしたいので、以前の事ではなく時間が短いのでなるべく質問に沿ってお答えをお願いします。次のシステム更新はいつですか。
答弁 平成24年の予定をしている。
宇野 図書の選定ですが、今まで並べていた某教授の本を撤去し購入を避けるとか、戦前戦中のような、思想・信条・表現の自由を規制するようなことをした幾つかの自治体が近年ありましたが、草津市ではどのような選書の方法をとられていますか。
答弁 図書の選定ですが、「草津市立図書館資料選書基準」に基づき、選定をしております。この選定にあたりましては部門別選択基準や児童書収集方針など色んな方針があるのでそれに基づいて公平な立場で特定の分野の資料に偏らないよう収集しております。館で協議の上選択しております。又市民の希望された本が本館に無い場合は選択基準に基づいて、購入したり、県立図書館や他の図書館から借用し、借りていただけるように対応しております。
宇野 先日来発行されている25周年記念冊子が今年の3月に発行された中にも選書基準が書いてありますが、これに司書が選書基準に沿って選ばれると思うのですが、司書さんの好みに偏らないで選んでいただきたいのですが、選書基準の中で、二つ気になる項目がありますが、時間内では割愛しますがご検討をいただきたいと思います。

貸し出しサービスの中で広域協定『4市(草津・栗東・野洲・守山)の中で他市への利用が可能』があるが、市民の皆さまへは周知は出来ていましたか。
答弁 広域貸し出しサービスについては平成14年度にスタートをており、市広報誌や報道機関へ発表等PRに努めたところで、当時の新聞にも広域サービスが始まったと載っていることも確認をしております。現在では図書館の利用案内やホームレージでお知らせしています。4市での広域貸し出しサービスの周知は図れているものと考えています。
宇野 14年のスタート時には皆さんにお知らせしたと、その後は今ホームページとおっしゃいますが、活字紙媒体しか見られない方にはどのようにしてお知らせできますでしょうか。
答弁 図書館の利用案内等もさせていただいておりますのでそれでさせていただいているのですが。
宇野 広域協定実施要綱によりますと「協定書に基づき、居住している市・町以外の図書館等でサービスを受けようとする者は、サービスを受けようとする図書館等の条例および規則ならびに運営方針を遵守するものとする。」とあり、運営上の偏りや不備が生じた時は対応の措置が必要とあります。
現在の貸し出し状況はそれぞれの自治体のホームページに掲載されておりまして、私も全部見せていただきました。他市と異なる貸し出し冊数であったり、予約がさせていただけない自治体もありますが、平等な条件でないような気がいたします。

栗東市の財政再建構築プログラム関連の制度変更のホームページに人員削減の中で開館日の削減・貸し出し数の削減などルール変更が掲載されています。
ルール変更は他市の市民にも広域貸し出しでは影響してくると思いますが、草津市の図書館の貸し出しのルールを変える時にはどのような手順で行われるものですか。
答弁 広域の中でもそうなんですが、貸し出しを行う間の貸し出し規定に基づきそれぞれがやるという形になっておりまして草津市の図書館の貸し出しにつきましては草津市の図書館管理規則で定めさせていただいております。この中では、広域貸し出しサービスに影響するような貸し出し日数,貸し出し冊数が謳っておりまして、これを変える場合につきましては、規則改正になりますので事前に要綱にございます、4市との連絡会議をさせていただいた中で本市の教育委員会の中での議決をいただき規則改正をさせていただくという形になります。
宇野 今お聞きしますと、まず4市でもお話をかけ、そして草津市の教育委員会の最後の決議とお聞きしましたけれど、私がこの質問をする前に、今館長さんの座りですが、図書館へ行って、色々お話を伺ってまいりました時には、この協定を結ぶに当たっては、回議書というのを印鑑の沢山押したのを見せていただきました。その中には、契約検査課、企画調整課、教育委員会、そして市長当時は助役ですね、それから教育長さんの判が20何人くらい押してあるのを見せていただきました。となりますとこの14年にスタートいたしました時には、議会では諮っておられなかったのですか。私は過去の議事録を見ましたが、見落としかもしれませんが議会に通っていないということを確認しておるのですが、その辺をお尋ねいたします。
答弁 協定書でございますので議会の議決はいただいてないという風に思っております。
宇野 そうしますと、私素人ながらまだ議員浅いのでございますけれども、自治法を調べますと244条の3にございます普通地方公共団体は、他の普通地方公共団体との協議により当該他の普通地方公共団体の公の施設を自己の住民の利用に供させることができる。この協議については、関係普通地方公共団体の議決を得なければならないと書いてございます。そして、実例といたしましては、協議の結果を書類として、求める場合は、公の施設の設置に関する協議に旨の文書に議会の議決書を添えて通知する扱いとするべきものとありますが、この辺の解釈はいかがなさいますでしょうか。
答弁 私どもも、ちょっと、自治法の関係を熟知しておりませんで、もう一度調べてみますが、すべての協定書をですね、議会の方の議決をいただくということではないと判断いたしております。

(間が空く)
宇野 答弁をお願いいたします。
答弁 協定の効力は議決がいるかいらないかについては、後日報告させていただきたいと思います。
宇野 後日そのお返事を賜りに参りたいと思いますのでよろしくお願いして次の質問でございますけれども、平成14年以来、協定は改正されていないと館長にお伺いをさせていただきましたけれど、不都合不備が無く今まで7年もの間こられたか、疑問を持ちます。
貸し出しの業務の中で、予約や返却期日延滞の督促の対応でご苦労をされ頑張っておられることをお聞きしています。自治体間の異なる貸し出し数や、予約不可があるこの約束(協定)の見直しと改正が必要ではないでしょうか。
ご所見を伺います。
答弁 広域貸し出しサービスの協定につきましてはお互いの住民が利用できる事により利便性が高まる事を重視して締結されたものであります。要綱では、サービスの円滑な運営を図るための連絡会議が開催できます事から、貸し出し冊数、予約サービス等の問題につきましては連絡会議で協議しそれぞれの市の規則の見直しができれば解決できるものですので、これらの問題で協定を見直す必要は無いのではないのかと考えております。貸し出しの協定の中ではそれぞれの市町村の貸し出し規定に基づいて行うということが定められておりますのでそれに協定の中ではそういう謳い方をさせいただいているので、連絡会議でそれぞれ調整させていただければいいかなと思っております。
宇野 改正はされないというお積りと受けとりましたが、しかしながら先ほどの答弁いただいている中では予約には、購入ということもされていますが、
予約というのは ストックの中から探し出してお客様にお渡しする
既に貸し出されている本は 返却の時点で連絡する
無い場合は他の図書館へ問い合わせる取り寄せる
それでもない物は購入し他市への方にも同じように草津市はサービスをしているわけですが、その予約をさせてもらえない市がありますが、これは不利益ではないのかなと草津市の市民さんの税金を使って他市の市民さんへ購入して貸し出すわけですからこの辺に関してどのようにお考えでしょうか。
答弁 今のお話は、栗東市の対応と思うのですが、栗東市以外はすべて市外の予約も受け付けるとなっています。これについては、栗東市の貸し出し規定の見直しが行わればいいことでございます。協定では見なおす必要はありませんのでこれについては申し出をして、協議をして行きたいと思いますが、貸し出しの予約ができないから、不利益とかではなしに、私どもが借りておる状況から見ると栗東市に貸し出しておる部分の倍を草津市民は栗東市から借りているので、予約ができないから不利益になっているというふうには考えていません。
宇野 相手の図書館のルールに従って貸していただくのは協定の内容ですから理解していますが、栗東市が1月に市民宛に広報で改正したものをお配りになりました。その中では今まで15冊が7冊市内の方へ、3冊を市外の方になっていましたが、今、4月から栗東市民と同じように7冊に戻りましたが、実際野洲市は無制限で、他の市は15冊で、これが半分以下の数になっても、著しくないとおっしゃるのでしょうか。お尋ねします。
答弁 当時ですね、栗東市民は7冊で市外は3冊で、見直しはされたのですが、7冊に戻ったと確かに半分ですが、それぞれの協定の中では、話しあわさせていただきますものの協定の違反ではないというふうに考えております。
宇野 連絡協議会の中で十分に中味を話し合いをしていただきたいと思います。
25周年記念冊子の中に栗東市とは平成3年から草津市とはお互いに貸し借りをやっているとその中には、今まだ15冊にいたっておりますと、きちんと書いておりますが、相手の図書館のルールに従うようになってますと、書き換えていただかないと・・・これが3月に発行されています。
栗東市は1月に変更した広報を出しておられますから、2ヶ月発行までありますから、その間に協議会がされていたら校正はできていたと思いますが、その辺に関していかがお考えでしょうか。
答弁 当時3冊にしたということでこちらから、抗議を申し出た中で7冊になったと聞いておりまして現在は直していただいておりまして問題はないと思います。
問題はないとしっかり結んでいただきましたが協議を進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
審議会制度の更なる透明化と市民参画による活性化について
宇野 今回の議会開会日に、市長のごあいさつの中で、国の事業仕分けの成果と教訓は本市にも当てはまると触れておられました。そして、草津市では予算編成過程を公表し、市民の方々が事業を知る機会ができました。社会の状況で当初の計画の見直しが必要であれば説明をする責任があるとも言われました。
市民主権による、協働のまちづくりには公開・透明性が問われています。
過去3回(20年5月・21年3月・9月)の一般質問や、総務常任委員会で、審議会等の透明化については、市の取りまとめの進捗状況の質問と提言を繰り返し重要性を訴えてきました。

21年3月議会での答弁では3月一杯にまとめて夏ごろになるかもしれない。
その後、今年の10月26日にはホームページを通じて「審議会制度における透明性の向上・運営の適正化に向けた見直し結果」を公表していただきました。
調査対象件数は140件の委員会の内、廃止の可否や見直しには市民参加を促す・会議の公開を促す・会議結果の公表を促す・など今後の取り組みについても掲げてありました。
調査結果の一覧表を見ますと、今後公開・公表に向けて検討されるなど多くの審議会が広く市民に近づいてきた気がしますが、更に市民参画で審議会等の活性化に向けて委員の選出は今後の重要な課題であると思います。
20年5月の答弁では 審議会の委員構成は市長のマ二フェストに掲げられている不透明な審議会の見直しを進める上で、個々に設置されている審議会の設置根拠、運営状況および審議経過の情報公開が十分に行われているかどうか現状の把握を行いたいと考えている。委員構成や各種団体への依頼方法なども調査の項目とする考えである。
21年3月答弁では各所管が、公募や、内容に精通した方を選んでいる。見直しの中で、市民委員の増、重複委嘱に一定のガイドラインを設ける事を検討し、市民参画の充実に務める。等と答えていただいています。

大体毎年6月頃から審議会等委員会が始まりますが、今年は先の2回の答弁を踏まえてどのように委員の委嘱をされてきましたか、具体的な改善点をお答えください。
答弁 まず、今回の審議会等の見直しに当たりましては、情報公開制度の目的であります「市民への説明責任の全う」と、「市民の市政参加の保障」という2つの観点から、市民委員の参画、会議の公開、会議結果の公表の3点について、現状の把握と改善に向けた取り組みを促してまいりました。この見直しの結果といたしまして、今後、市民委員の参画に向けた検討、調整を行うよう指示したものは10件、次に、会議の公開をすべきとしたものは8件、今後、会議の公開に向けた検討、調整をするよう指示した者が26件、会議結果も公表すべきとしたものは12件、今後公表に向けた検討、調整をおこなうよう24件の審議会に指示いたしました。今後とも、市民参画の観点から、できるだけ多くの市民の方々に参画していただけるように又、各審議会等の設置目的を達成するために最も適した委員構成となるよう各担当課に引続き促してまいりたいと考えております。
宇野 只今お答えいただきました数字等につきましては調査結果の内容から存じ上げておりますもので、市民の方々に参加していただきたい、それを増やしたい内容でお尋ねをさせていただきたきますが、
大方の委員会の構成は学識者・設置根拠に関係する団体代表さん、公募者位になっていると思いますが、
継続して年をまたいで団体では交代されて委員さんが出てきていただいていますが、社交辞令かもしれませんが「何も分かりませんがよろしくお願いします・・」と次の方がお座りになっているのも傍聴で見せていただいています。同じメンバーさんが団体の方がずっと審議会に沢山複数に入られ重複しています。ご自分の団体の仕事にエネルギーがいるかと思うが、避けていただき団体の中から出ていただいていることは、原則として受け取る側はその団体の代表ですから全部の意見として受け取られているかもしれませんが、個人の意見のように見えていますので、依頼される時に団体の中でどなたか委員に専従して係れる人が入っていただいて、団体へ持って返りその団体の中で諮って、また出てくるという風にならないと、審議会の中味が膨れないし、掘り下げていけない気がいたしますので、その辺をお願いします。
議長 静粛に!
宇野 女性の参画率を上げるための促す文言は依頼状に入っていますか。
答弁 女性の参画を促すために庁内各課の方にもそういった文言を入れるようにしていますし、各課のホローを私自身させていただいていませんが、そういったお願いをさせていただくようになっていると承知いたしております。
宇野 国の男女共同参画基本法が施行されて10年になります中には、13条の3市町村は基本的な計画を定めるように努めなければならないという結びになっております。草津市の4月1日で施行した男女共同参画推進条例では、15条 積極的改善措置を行いますときちっと結んであります。
男女共同参画推進委員の構成は どちらかの性が10分の4未満とならないようにするときっちりと最後の文章がやりますと結んであるので、女性の参画率を上げるためにはこの法に沿って草津市も動いていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

審議会等の傍聴案内に関しては先日の質問に答弁はいただいているが、昨日の答弁以外でまだ工夫される点がありましたらお伺いいたします。
答弁 昨日の提言をいただいて早速担当課長とともに草津市の状況を改めて現場行って見てまいりました。その中で感じましたことはもう少し市民の方には分かりにくい案内になっていますので、いま草津市におきましては、総合案内所に出退版があるが、その横にあるが小さく分かりにくいので、早速に担当課長の方へ更なる工夫をするように指示をさせていただきましたのでよろしくお願いしたいと思います。
宇野 先日、廃棄物減量処理の審議会でしたか、エレベーターの入り口のところにA4で案内が貼っていましたが、それは市民さんへの案内なのか委員さんへの案内なのかどちらの思いでつけていただいたのですか。
答弁 両方です。市民の皆さんが傍聴にこられてとまどっていただかないようにしました。
宇野 できましたらもう少し大きなもので市民のみなさまへ、今日はこのようなことをしていると、草津市は公開をしていることを、示していただけるとありがたいと思いました。
公開の必要性に対する職員の意識はどれくらいなのか疑問に思います。
先日入札監視委員会に傍聴の申し込みを忘れていました。当日電話をしましたが締め切りが昨日で断られ入れませんでしたが、終わりましてから、傍聴された方に聞きますと8階の広い所で、1人位当日で締め切りがすんでいましたが、公開重視するのかと締め切り日を守るのか電話の時にはおっしゃっていただいていませんが もし、市民の方が電話をされていたらどういう風にお受け取りになるかと感じました。
公開・透明性を掲げることには事務作業が増えて困るといわれる職員さんがおられるようですが、これからご努力を願いたいところです、ご所見を伺います。
答弁 公開の必要性に対する職員の意識についてでございますが、昨年からの審議会等の見直しに係る全庁的な取り組みの中で、少しづつではあるが、着実に向上しているものと考えております。今後もその取り組みを継続する中で、職員一人ひとりが積極的な情報公開の必要性について認識を高め、実践できるよう職員の意識啓発に更に努めてまいりたいと考えております。
宇野 先ほども申しましたが答弁にかかる時間が残念に思いました。私も準備不足かも分かりませんが、これからの議会進行につきましてはよろしくお願いいたします。
草津市議会議員 宇野 房子 [住所] 滋賀県草津市矢倉1−2−45
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